ショート・ショート・バイオグラフィ:短い伝記

紀伊国屋文左衛門

きのくにやぶんざいもん

紀伊国屋文左衛門は江戸時代の豪商です。

紀伊国屋文左衛門は寛文9年(1669年)に紀伊国で生まれました。

紀伊国はミカンの産地です。
ある年、しけが続きミカンが出荷できなくなりました。

一方、江戸では紀伊国からミカンが来ないので、ミカンの値段がどんどん上がりました。

紀伊国文左衛門は紀伊国でミカンを大量に買いつけ、大嵐の中を船で江戸に運びました。
江戸では、ミカンが高い値で飛ぶように売れたので、紀伊国屋文左衛門は大もうけをしました。

紀伊国屋文左衛門は、このときのお金を元に材木屋をはじめ、豪商になりました。

ところがせっかくの富も、紀伊国屋文左衛門の一代で使い果たしてしまい、苦しい晩年を送りました。








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