ショート・ショート・バイオグラフィ:短い伝記

足利尊氏

あしかがたかうじ

足利尊氏は、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活躍した人物です。
鎌倉幕府を倒し、足利幕府(室町幕府)を築きました。

足利尊氏は嘉元3年(1305年)、幕府の御家人足利貞氏の次男として生まれました。
正慶2年(1333年)、後醍醐天皇が鎌倉幕府を倒すために、京都で反乱をおこしました。
足利尊氏は幕府の命令で、この反乱を鎮圧するため京に向かいます。

ところが、尊氏自身も幕府への反乱を決意して、六波羅探題を攻撃しました。

鎌倉幕府滅亡後は、後醍醐天皇が建武の新政を始めますが、これに不満を持つ武士たちは足利尊氏のもとに集結しました。

やがて、足利尊氏は後醍醐天皇を京から追い出し、新たに擁立した光明天皇から征夷大将軍に任命され、足利幕府(室町幕府)創設します。
一方の後醍醐天皇は吉野に逃れ新たな朝廷を宣言しました。

このときから、京都の朝廷(北朝)と吉野の朝廷(南朝)が対立する南北朝時代が始まります。
後醍醐天皇の崩御後も、各地で北朝勢力と南朝勢力が衝突を繰り返しました。

南朝との戦いのさなかの延文3年(1358年)、足利尊氏は、その生涯を終えました。






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